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信沢 保の PORSCHE 特集 のホームページ |
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2003/10月号 奥深き食玩 これ、ポルシェマークがなかったら絶対買ってなかったよ。スーパーで発見した食玩。しかし元々はおもちゃ単体だったらしく、パッケージの横に切れ目を入れてそこから強引にガムを一個入れている(一個だって、一個)。「ガム入り玩具菓子」もシールで後付け。しかしこれ、買ったとき以来一度も見かけていない。 「写真」おもちゃ |
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上のものはこのサイトの917/30のページに917/30として載っているものである。これを買った当時は僕もそんな車のことをよく分かっていなかったため、917/30の横顔の写真を見て「これだ!」ということになったのだが、後々917/30の正面写真を見てみるとヘッドライトなんてものは付いていないのである。 何ー。ミニカーにはライトが付いてるぞー?じゃあこのミニカーの正体は? 説@ 917/30 説A 908/02 説B 936 以上三つの説が考えられる。@は従来通りの説。917/30は二座のオープンレーシングカーで、カンナムで活躍した車。かねてからカンナムには出場していたポルシェだが、ル・マンのレギュレーション変更で917が24時間に出られなくなって、カンナムに力を注いだ結果72年に生まれたのが917/10。フラット12にターボチャージャーを備え、恐ろしいパワーでその年のチャンピオンに輝き、翌73年に後継モデルとして登場したのが917/30だ。しかしこの車は速すぎてレースにならなかったたため、カンナムの人気も落としてしまい、再びルール変更によって917はレースから追い出されてしまった。速さゆえに917はレース界から姿を消し、ポルシェがいなくなってからも一度落ちたカンナムの人気は元に戻らずオイルショックでレースは消滅した。横から見たスタイルはミニカーと近いが、917/30にはヘッドライトは付いていない。 Aはそうではなくて908/02ではないかという説。908/02とは、グループ6のルール変更により908を進化させたもので、これによりオープンのスパイダーボディとなり、重い六段ギアから五段に変更されてさらに軽量化を計ったものである。69年シーズンに登場し、四戦に優勝してポルシェに初の世界チャンピオンのタイトルをもたらしたやつ。ミニカーと同じ二座席の車である。丸いライトの形状も一致する。一瞬は908/02で解決!と思ったが、908の時代にこんなにでかいリアウィングはないのである。じゃあ、908/02ではないのだろうか……? とりあえず次。 説Bも、917/30ではなく936ではないかという説。936は76年からのグループ6に登場した、これまた二座席オープンのレーシングカーである。917/30をベースに74年の930ターボの2142ccターボチャージャー付きフラット6を搭載したモデルで、各部の部品も917/30、908/4から流用している。ル・マンで76、77年と優勝し、81年にも優勝している。この車にはミニカーと同じような大きいリアウィングが付いている。しかしコックピットの後ろに本来あるはずのエアインテークがルーレットで付かないことを勘弁しても、936ともなるとヘッドライトは近代化してミニカーのような丸いものではなくなってしまうのだ。 さて最初の三つの説は全て消えたわけだ。となるとこのミニカーの正体はなんなのだろうか。(ここで僕は、もしかするとこれはポルシェではないのではないかという一つの悪夢のようなものを見た。) しかし僕は画期的な説を思いついた。ミニカーのライトは所詮プリントである。塗装を剥がせばライトのないすっぴんボディが現れる。ここで説@にもどる。917/30のリアウィングの形状ははミニカーと同じ。ということでこれは917/30(もしくは917/10)である。ヘッドライトはミスプリントである。でも、ちゃんとした917/30のミニカーが手に入ったら917/30のページはそっちに写真を変えときますね。 余談だが、ミニカーをよく見ると右ハンドルである。これは世界のサーキットは右回りが多いためで、レーシングカーの多くは右ハンドルなのである。右回りだとピットでのドライバー交代でも右側に乗っていたほうが早い。食玩といえどちゃんとそこまで再現しているのである。偉いぞこのミニカー。 余談A。917/10と917/30の他に、917/20という車が存在する。これは他の二台とは違いクローズドのボディでどっちかというと従来の普通の917に近く、豚のペイントをされたことで有名なやつである。あと、文中で908/4と書いたが何なのか謎。 |