1999年、996ボディの911GT3は賞賛の下ポルシェファンに受け入れられました。カレラとボディを共有するGT3はトップモデルである911ターボとは別の、かつてのカレラRSの血筋を持つ車であると言われています。それから10年、現在911GT3は第四世代となり進化を続けています。ここで紹介するのはGT3が初めて997ボディになった第三世代のモデルです。小スケールでのモデル化に恵まれ、997GT3のラインナップを再現することができました。
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Porsche 911 GT3 (Matchbox) | ||
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タイプ997が2005年型から導入され、次の年に997ベースのGT3が997ターボと同時に登場しました。膨らみのないフェンダーや、アグレッシブなフロントスポイラーは、ターボよりもスマートな印象を与えてくれます。このとき911シリーズでは唯一、RWD・マニュアルしか選べないモデルであり、ラグジュアリー感溢れるターボとは一線を置く存在でした。
3インチで出してくれたのはマテルのマッチボックスでした。最近のマッチボックスはホットウィールとは別の方向性で、非常にクオリティの高いモデルを連発しています。997GT3は2007年にリリース。最初のカラーは綺麗なパールホワイトでした。その後黄色が10台セットに含まれる形で登場。赤はシングルの2008年カラー、またシルバーがセット物として登場しました。青は日本のトイザらスにも入荷したスーパーファストからの一台です。写真にはありませんが、今年のシングルは深緑でリリースされました。
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Porsche 911 GT3 Cup / RSR (Minichamps) | ||
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純粋なレーシングバージョンとして、GT3カップとGT3RSRが同じく2006年に登場、レースで活躍を見せました。GT3カップを公道向けに改造したものがGT3である、と言った方が正しいかもしれません。GT3カップは通常のGT3とほぼ同じスタイリングを持ちますが、リアウィングとしてより大型なものが付き、リアバンパーのサイドにあるエアベントが開いていない点が異なります。実車なら室内を覗き込めば、無骨な内装ですぐに分かります。GT3RSRはより軽量でパワーのある、GT3のトップモデルです。左右に拡大されたフェンダーや、大きく開いたエアインテークなどが、獰猛な車の性格を表しています。
このプラスチックのチープなモデルをリリースしたのは、今年から1/64に参入するミニチャンプです。このおもちゃはその事前に作られたもので、ヨーロッパ辺りでは出回っているらしいです。その名の通りミニチャンプはレースカーのモデルが多く、06年モデルのレース向けGT3を1/64スケール化してくれました。リアウィングが大分省略された形になっていますが、車種を判別するだけのディテールが揃っていてコレクターには嬉しいモデルです。
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Porsche 911 GT3 RS (Kyosho) | ||
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997GT3の登場から一年遅れた2007年型として、GT3RSが登場しました。GT3とGT3RSの中間を埋める橋渡し的な位置付けながら、強いキャラクターを持ったモデルです。これはノーマルのGT3と同じように街乗りを考慮して作られており、ボディカラーをストライプ、ホイール、ロールケージとの様々な組み合わせで 選ぶことができました。GT3カップと似た平らなリアウィングが特徴ですが、フェンダーも若干広げられています。
京商のポルシェコレクション3として1/64のGT3RSはリリースされました。京商らしいハイレベルな出来で、どの色の塗装も艶やかで美しい仕上がりです。GT3RSはミニチャンプも1/64で(今度はちゃんとしたダイキャストミニカーとして)リリースされています。
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Porsche 911 Carrera S Cup Aero Kit (Siku) | ||
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911カレラをGT3ルックに変身させるのが、オプションのカップエアロキットです。GT3と同じボディ幅を持ったカレラにウィングやフロントスポイラーを取り付けて見た目のグレードアップを図ります。一見本物のGT3のように見えますが、フロントフードの先にエアダクトがなかったり、リアサイドのエアベントがなかったりしており、キット装着車を見分けることができます。
このようなGT3の形をしたカレラというある意味マニアックなモデル化はあまり例がありませんが、なぜかシクがそれをリリースしました。車名は何の説明もなしに911カレラSとされており、私も最初はGT3の誤植だと思っていました。ポルシェの公式サイトでカップエアロキットの存在を知り、このモデルがカレラのオプション装着車ということが分かったのです。

以上5台のサイズ比較。1/64のミニチャンプは少し小さめです。そしてやっぱり1/55のシクは大きめ。マッチボックスは意外と1/64の京商と並んでも違和感がありません。

GT3、GT3RS、GT3RSRにはバンパーサイドのエアベントが付いています。一方06年型のGT3カップと、キット装着のカレラSにはありません(ツルツル)。ただしGT3カップは08年型でエアベントが付くようになります。
GT3はマフラーが中央から出ているのに対して、シクのカレラSは通常通り両端から出ています。残念ながらミニチャンプはマフラーの表現を省略しています。
こうして色々なメーカーから出たミニカーで、GT3のバリエーションを揃えることができると、非常に爽快な気分になります。ミニカーブランドではなく、スケール縛りでコレクションをする者にとっては大きな喜びです。
第四世代になったGT3は、第三世代からのマイナーチェンジといった雰囲気ですが、それでも新たなミニカー化を期待しています。
