VWコレクションを特集したときにはすでに情報を得ていた京商のポルシェ934/935コレクションが8月12日に発売になった。その名の通り車種は934と935の二種類のみで、金型はポルシェ・コレクション2のものが流用されている。新規車種に期待していたので少し拍子抜けした気分。レーシングカラーを再現するタンポが多く使用されているので、値段が一台800円になった。このくらいの価格だとブラインドボックスという販売形式はどうかと。
Jagermeister & Kremer
チームカラーは2種類しかなく、1つは美しいオレンジ色のイエガーマイスター、もう1つはブルーグリーンのクレマーである。この中でも注目なのはイエガーの934である。ポルシェ2でオレンジ色の934が出たときに誰もがこのマシンを思い起こしただろう。イエガーカラーのポルシェのミニカーは今までにもいくつかあったが、ちゃんと934で作ってくれたのはとても価値がある。全身オレンジ色の935というのもインパクト大。
クレマーの方は934がヴァイヨン、935はBPがスポンサーマークになっている。BPの935は1979年ルマン出場車で、同一車両だが追加ライトの有無でバリエーションとしている。こんなしょうもないバリを入れてるということは、京商もコスト削減に頭を痛めているらしい。この935だけ、金型を変更してサイドステップ付きのモデルになっている。この年は#40の他に#41のクレマー935も出場しているが、そちらはK3なので金型改修が大変で作れなかったのだろう。
Porsche 934
個人的に今回のコレクションでは935よりも934の方が当たりである。イエガーマイスターの2台も大いに気に入っているが、グリーンのクレマーが非常に美しい出来栄え。今回もタンポ印刷の出来が素晴らしい。どうせ934と935だけのコレクションにするなら、934のバリエーションだけを6種類出した方がよっぽど魅力的だが、それは難しいのだろう。ヴァイヨン・クレマーは1976年のポルシェカップ優勝車。#53のイエガーマイスターはニュルブルクリンク300km出場車、写真にないが#24はニュルブルクリンク1000km出場車となっている。一番奥のノーマル仕様はポルシェ2からのもの。新車時のような単色もこれはこれで良い。今回に比べると少し濃い目の色だ。色以外に変更点はないようだ。それで価格は2倍になったわけだから、他の要因もあれど手間ひまにはお金がかかるのである。
イエガーカラーの934のライト部分クローズアップ。手に取ると思わずずっと眺めたくなる魅惑の934。ヘッドライトを見るとここにまでロゴがプリントされている。
Porsche 935
ポルシェ2からの傑作935だが、マルティーニを越える感動はさすがになかった。しかしイエガーマイスター(1977年ノリスリンク)はそれに匹敵するくらいの魅力を持っている。手前2台が今回のもので、奥2台がポルシェ2のマルティーニとノーマルカラーである。1977年に供給されたプライベートマシンは基本的にワークスの935/76と同様な車だったので、ミニカーも金型は流用となる。クレマーのみサイドステップ追加。ホイールがそれぞれ違うように見えるが、模様を変えているだけで共通部品である。こうして色々なカラーの935を並べるといい眺めだ。
リアビュー。911のヒップラインがフェンダーに飲み込まれそうなデザインが荒々しくて好きだ。ポルシェ2の頃にはなかったが、今回はマフラーがシルバーに塗られている。窓から中を覗くとロールケージの部品も変わっているようだ。
Box
左が6台ボックス。勿論これ1つ買えばフルコンプリート。中身は今まで通りの形態。台座とクリアパック、カードがセットになっている。
Kyosho Beads Collection: Porsche 911 GT1-98
話は少し変わる。こちらはコンビニ売りのMC(ミニカーコレクション)ではなく、高級シリーズのビーズコレクションである。種類は少なくなるが、ブラインドではない普通の形で売られている。今までビーズにはポルシェがなかったので素通りしていたが、今年になって911 GT1が色々とリリースされている。それが画像のような単色で約1500円、レースカラーで約1800円にもなるのでそう易々とは買えるものではない。種類も多く、気になりながらも無視していたが最近このGT1-98を頂いた。
京商MCもかなり良くできたミニカーだと思っていたが、ビーズは高いだけあって格段に出来が良い。これを頂いてからしばらくは毎日ケース越しに眺めていた。余計なものが何もない真っ白なボディが美しい。この1台をコレクションに加えることができてよかった。
このGT1と共に写真に写っているのはポルシェ1の906とポルシェ2の935である。こうして見ると京商には80年代のスターが欠けていることが分かる。
今のところ出ているビーズの911GT1をリストにしてみた。単色の他にルマン仕様、テストカーなどもリリースされ、これだけの数になる。今のところは96と98だけだが、小スケールには今までなかったGT1-97のリリースもあるよう。
--Porsche 911 GT1 listing of Kyosho Beads Collection--
K06521A Porsche 911 GT1 1996 Le Mans #25
K06521B Porsche 911 GT1 1996 Le Mans #26
K06521C Porsche 911 GT1 1996 Presentation
K06521D Porsche 911 GT1 1996 Le Mans #25 Preliminary Contest Model
K06521E Porsche 911 GT1 1996 Le Mans #26 Preliminary Contest Model
K06521F Porsche 911 GT1 1996 Le Mans Testcar
K06522R Porsche 911 GT1 1996 (Red)
K06522S Porsche 911 GT1 1996 (Silver)
K06522W Porsche 911 GT1 1996 (White)
K06541A Porsche 911 GT1 1998 Le Mans #25
K06541B Porsche 911 GT1 1998 Le Mans #26
K06541C Porsche 911 GT1 1998 Testcar
K06542R Porsche 911 GT1 1998 (Red)
K06542S Porsche 911 GT1 1998 (Silver)
K06542W Porsche 911 GT1 1998 (White)
How to protect tyres
台座とセットで売っているミニカーでも、CM'sやコナミでは車輪が宙に浮いた状態でビス止めされている。しかし今まで大量に販売された京商のミニカーは全部台座とタイヤが密着した状態でパックされているのだ。ここで問題になるのは長期間保存する間にタイヤが変形したり、台座と接着したりする危険性である。タイヤ汁が密着部分に溜まっていることもある。危険を回避するには台座とミニカーの間にワッシャーを挟んでビス止めすることだ。下の935はワッシャーを挟むことで車輪を浮かせている。
他にもタイヤの下に紙を敷いてタイヤと台座がくっ付くのを防ぐという手もある。紙は印刷のないコピー用紙とかを使う。
934/935コレクションは京商MCのポルシェとしては第3弾になったわけだが、正統なポルシェ・コレクション3が来るのを待っている人は他にもいるはず。956、917、964ターボ、968、914など欲しい車はまだまだ残っている。
