PORSCHE TOYS


ポルシェ特集 2008/8月号
アンノウンの不思議な生態(フラットノーズ)


タイトル

 前回の928(CLICK HERE)に引き続き、同じメーカーのフラットノーズを紹介する。まともなミニカーはHWくらいしかないフラットノーズだが、こういうチープ系のものでは結構ポピュラーな車種だったりする。恐らくサマー版フラットノーズがルーツに当たるのではないかと踏んでいる。馬鹿にされがちなサマーだが、サマーが出せば他の中国メーカーも右に倣うという、結構影響力の大きい存在だ。ただし倣って作られたものは、このフラットノーズのようにサマー以下の出来にしかならない。
 928の時はタンポに色々なバリエーションが見られたが、今回はほぼ一種類しかない。それらは同一メーカーによる製品と見て良さそうだ。ちなみに928に関して新しい入手などがあったので、先月号も更新しておいた。


形態1
 これが初期の形と思われ、928の形態1と同時期のものと思われる。まだボディが薄く潰される前のモデルで、サマーとの類似性がよく分かる。窓はクリアブルーで、屋根にはまだサンルーフは開いていない。
サンプル1
 Jeguer Rm3という謎の言葉が書かれたタンポがこのモデルの定番。形態1はこれ一台しか持っていないが、他にも同タンポで色々なカラバリがある。シャーシの中央にMADE IN CHINAの刻印がある。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose


形態2
 ボディとシャーシの境界線が引き上げられた。サンルーフに加えて三角窓も抜けるようになるなど肉抜きが施された。サンルーフが付いたことによって屋根のタンポは消滅した。これは928の形態3と同じ仲間になると思われる。
サンプル1
 ソリッドな深緑。屋根のタンポはなくなったが、フロントフードのタンポは同じまま。裏返してみた感じは形態1と同じで、刻印の位置も同じ。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル2
 こちらはメタリックな緑で、サンプル1と基本的に同じ仕様になっている。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル3
 サンプル2のタンポの色違いだが、シャーシの刻印がない。緑色ばっかりなのは入手したのが偶然そうだからか?
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose


形態3
 形態2と同じような形だが、三角窓が再び埋まったことが大きな相違点。ピラーを成型するのが難しいからだろうか。リアフェンダー周辺が角張った形になるなど、プロポーションの劣化が見られる。タンポは基本的に同じデザインだが、文字が変わった。シャーシに配管などのモールドが追加されたのが特徴。窓が黒になるなど、これは928の形態2と同じ特徴である。
サンプル1
 サンプル1〜3までは基本的に同一の仕様を持っている。側面にドアの境界線があり、シャーシのMADE IN CHINAは写真で奥側に刻印されている。タンポの文字はJeguer Rm3に代わってASAになった。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル2
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル3
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル4
 これだけシャーシの刻印が手前にある。またドアの境界線がない。シャーシの成型も少しユルくなっている。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル5
 バリエーション的にはサンプル3と同じだが、ドアの境界線がないなどやはりシャーシがユルくなっている。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose
サンプル6
 タンポの色が違うこと以外はサンプル5と同じ。この2台はアメリカから輸入した。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose


形態4
 今回仲間外れなのがこの形態4。928の形態5との仲間と思われ、鳥のタンポが印刷されている。ホイールはやはり8ドットではなく、6スポークのデザインが使われている(928とも違う形)。基本的な形は形態3と同じ。
サンプル1
 色も928と同じく水色。タンポの色数が多い。フェンダーの切り口を見ると非常に精度が悪い。形態3とは違ってシャーシはとてもフラット。
Unknown Porsche 930 Turbo Slantnose


 このメーカーのポルシェは恐らく928とフラットノーズしかない。僕はポルシェしか買わないので他の車種のことはよく知らないが、セットの画像などを見る限りではサマーとの関連性が疑われるモデルが多そうだ。
 最近のチープミニカーはプラスチックだけでできたものが多いので、こういうダイキャストカーもそのうち消えていくかもしれない。


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