PORSCHE
信沢 保の
PORSCHE 特集
のページ

特集では、メインのページだけでは紹介しきれないことを、解説していきます。


2005/4月号
永遠のマイスト特集


 百円ミニカーの代表格、それがマイストだ。会社はMCトイからマイストに名称が変更されたようで、基本的に同一の会社と見ていいようだ。このページでも、MCトイとマイストを一緒に紹介している。マイストはホンウェルのように、エドカーなど他社にOEM生産もしている(エドカーは裏にEDOCARと書かれる)。
 ポルシェのミニカーも多く出しており、なかなか通な車種選択をしている。他では手に入らない車種が安価で買えるので、マイストはコレクターの味方と言えるだろう。ボクスターや996などもいち早くリリースしているありがたいメーカーだ。
 ウェリーやリアルトイなど近年になって品質が上がったミニカーに対し、マイストはもっと以前から一定水準のミニカーを作りつづけてきた。そう、ひたすらに、一つの金型を使いつづけている。そしてマジョレットのように毎年色を変えるようなことをしない。マイストには各車種にそれぞれ定番カラーがあり、それ以外のカラー・バリエーションは入手困難となるのが問題である。それゆえに色違いを入手できたときの喜びはサマーの比ではない。
 そんなマイストだが、今回は各車種のバリエーションを徹底分析して見ようと思う。

930 TURBO  ポルシェの王者930ターボ。MCトイの時代から存在し、タイムリーにリリースしてきたのではないかと思われる。リアスポもトミカ同様の初期のものだ。マッチボックスになんとなく似ているが別物のボディは形が非常に良い。
930 TURBO
930 TURBO
930 TURBO
PORSCHE 930 TURBO

 MCトイ。緑色のバージョンは珍しい。これは海外からトレードで入手したもの。日本に正規で入ってきているかは不明。傷が目立つが、それでも大切な一台だ。色違いにノーマル版の赤などもある。
PORSCHE 930 TURBO

 930の定番カラーがこれ。青メタリックにTURBOと3と書かれたシルバーのストライプ。トイザラスのシングルには含まれていなかったが、中古で探せば発見できると思われる。
PORSCHE 930 TURBO

 930の最新バージョン。長年守られていたスタイルに変化が!と言ってもホイールが変わっただけである。新ホイールがにわかに登場し、ホイール違いのバリエーションが多数登場した。
930 TURBO
PORSCHE 930 TURBO

 MCトイからマイストまで。左から右へ新しくなる。ここで注目すべきは窓の色である。時代が進むと色が濃くなる。上の二台を比べると、ボディ色も濃くなっている。

959  ユルをはじめ、小スケールで多く見られる959。マッチボックスと同サイズの959は、現在にいたるまでシルバーで作られつづけてきた。しかしそんな959にもバリエーショは存在するのである。これは長年作られつづけるミニカーの変化の経緯である。ちなみにシルバーの他には黒がある。
959
959
959
PORSCHE 959

 多分これが最初の頃のバージョン。MCトイである。エンブレムがシールで張られ、しっかり抜けているリアウィングにPORSCHEと書かれている。ポルシェで唯一ドアが開閉する。
PORSCHE 959

 こちらは時代が空くが、HWブームの頃トイザラスにシングル・ボックスが置かれるようになったときのもの。最初に店に出たものはドアがボディと接着されている。
PORSCHE 959

 その後トイザラスにでてきたもの(二次生産分?)。見えづらいがテールライトに変化が起こる。実車通りだったサイドの回り込みが省略され、テールライトが短くなった。
959
959
959
PORSCHE 959

 そしてこれが最新バージョン。内装が消えて窓が黒くなり、ホイールがカッコよくなった。リアウィングは埋められ、サスペンション機構が廃止された。かなり雰囲気が変わっている。
PORSCHE 959

 左から右へ新しくなる。三台目からはテールライトの回り込みが消えている。959のテールライトをプラパーツで再現すると言うのは小スケールでは画期的だったので、この変更は残念だ。
PORSCHE 959

 ドア開閉モデルとそうでないモデル。時代が変わり、マイストはコスト削減を余儀なくされたのだろうか。マイストの今後はどうなるのだろうか。

956  レースでかなりの活躍をした956。しかしトミカも絶版でレアとなった今、マイストの956は貴重な存在である。他のモデル同様形が優れ、ぽしゃんぽしゃんとしたサスがいい味出している。小スケールではマイストがベストワンだろう。
956
956
956
PORSCHE 956

 白ボディに青いタンポが956の定番カラー。MCトイの時代から作られている。これもトイザラスのシングルやダイソーでは売られなかったが、現在でも新ホイール(996と同じ)になって売られている。
PORSCHE 956

 赤タンポは青より珍しい。スワップミートでマイスト・ポルシェ5台セットに入っているのを見た。これはマイストで、海外から入手。傷があるが、この程度なら許容範囲だ。
PORSCHE 956

 これも色の濃さの比較。やはり新しい方がタンポの色が濃い。肉眼で見ると、窓の色もやや濃いようだ。だから何?と言われればそれまでの、ささいな違いだ。バリにカウントするかは微妙。

356A  356のモデル化はポルシェ・コレクションにおいてありがたいものだ。マイストの356Aはトイザラスには並ばなかったが、ダイソーのブリスターで売られたので、手軽に買うことができた。大量に出回ったので、買い逃した人も中古で探せば入手できる。
356
356
PORSCHE 356

 ノータンポのシルバーが定番カラー。ちょっと大ぶりだが、形は悪くない。シルバーの他には赤があるが、実際には見たことがない。エドカー・ブランドでコカコーラ仕様も存在している。
PORSCHE 356

 最新版では新ホイールがついた。バリエーションが増えるのはいいが、このHWナイズなホイールが氾濫すると、それまでのほのぼのミニカーな感じがなくなってしまいそうだ。

911 SPEEDSTER  長く続いたビッグバンパー時代最後の華を飾った911スピードスター。小スケールではマイストが唯一の存在だ(同社は小スケールからビッグスケールまで四つのサイズのスピードスターのセットを出している)。トミカの356スピードスターと並べて飾っておきたい。
911 SPEEDSTER
911 SPEEDSTER
PORSCHE 911 SPEEDSTER

 やはり、スピードスターと言えば赤。色違いに白、黒、青があるが、どれも入手困難である。エンブレムがシールで再現され、特徴的なストーンガードが塗られている。トイザラスとダイソーの両方で売られた。
PORSCHE 911 SPEEDSTER

 新ホイールがついた。ホイールが変わってからしばらくして、サスペンションが廃止された。このモデルは窓が立ち気味で低くないところが痛い。

550 A SPYDER  これもなかなかいい車種選択をしている。実車でもレプリカが作られる人気車で、このサイズのミニカーではマイストくらいである(HWとホンウェルは小さい気がする)。これもトイザラスとダイソーの両方で販売され、多くの人が手にした。
550 A SPYDER
550 A SPYDER
PORSCHE 550 A SPYDER

 実車でも定番のシルバー。ホイールの選択が謎だが、形は良い。前後左右にゴールドでエンブレムが書かれている。これよりも前のバージョンではホイールが銀メッキだった。色違いに黒がある。
PORSCHE 550 A SPYDER

 トイザラスに出たシングルでは、前期と後期でホイールが変わっている。左がそれまでのもの、右が新しい。タイヤ中央に筋が通っていたのが消え、ホイールの内側に縁取りが付いた。

BOXSTER  実車もミニカーも人気なボクスター。マイストは特にリリースが早かった。最近の金型だが、オープンゆえに内装がつき、ホイールもノーマルを付けている。古きよき時代最後の新作だったのかもしれない。
BOXSTER
BOXSTER
PORSCHE BOXSTER

 黄色でトイザラスとダイソーに並んだ。ポルシェマークは黒で、後ろにも黒で車名が入る。これまで通りライトは塗ってないが、ボクスターだと不自然だ。色違いに赤やコカコーラ版がある。
PORSCHE BOXSTER

 スピードスターと同時期にホイールが変更された。こちらもサスペンションが廃止されることになる。確か新パケでトイザラスに並んだ気がする。

996  996もボクスターと同時にトイザラスに並び、996のミニカーとしてはHWのGT3の次に早かった。若干小ぶりでプロポーションはいいが、最初から内装もサスもなく、これからのマイストの姿勢が見えはじめた。色違いに白と赤があるようだ。
996
996
PORSCHE 996

 トイザラスのシングル・ボックスで売られたもの。ダークなメタリック・パープルに、濃いクリア・ブルーの窓が組み合わされた。それまでにないメッシュ風ホイールが付けられた。
PORSCHE 996

 その後少しの変更があった。ボディ色も微妙に違うが、窓が完全な黒になった。この頃他の新車種も内装なしで窓が黒のモデルが多く登場していた。

996 CARRERA4S  先に996クーペを出しているにも関わらず、マイストは996のカレラ4Sをリリースしてきた。これまた他とは違った選択だ。これは最近のモデルなのでトイザラスでもダイソーでも並ばなかったが、諸々の形で日本でも入手可能だ。
996 CARRERA 4S
PORSCHE 996 CARRERA 4S

 これも内装がない。メッキのホイールではなく、リアル思考のホイールが付けられた。カレラ4Sはテールライトがつながっているのが特徴的だが、色がついていないので分かりづらい。

PORSCHE COLLECTION
Porsche Collection

 シングル・ボックスと基本的に同じデザインの五台セット。九十年代後半のもの。これはスワップ・ミートでその昔買ってもらったものだが、そのときHWのポルシェ五台セットとの選択を迫られていた。どちらも\3,000で、店の人は「コレクターならHWを買う」とも言っていた。956と959は当時すでに持っていたのだが、356のミニカーが珍しいと思い、マイストを選んだ。その後ミスクラでそのHWのセット(HW特集参照)も手に入ったので、あのときの判断は結果的に正しいものだった。
 結局今まで開けずに取っておいてある。裏を見ると、フェラーリ・セットやレース・セットなどもあるようだ。
996
PORSCHE DIE CAST COLLECTION

 最近トイザラスで出た七台セット。これで\799円は妥当な線か。ホイール違いなどリニューアル版が多く入ったセットで、シングルで持っていた人も買う価値はある。956が入っていないだけで、それまでのモデルはほとんど入っている。他にワーゲン、ベンツ、GM、フォード、クライスラーのセットがある。

BOX
BOX
BOX
MC TOY / Amiy

 MCトイ時代のパッケージの一つ。世界のミニカーという感じで日本語表記になっているが、アミー自体が日本のものなのかは謎。車種ごとに丸いシールを貼っている。
Maisto / Special Edition

 トイザラスに並んだシングル・ボックス。PETマークが付いてないものと付いているもので前・後期に分かれ、仕様が微妙に異なる車種もあった。
Maisto / ダイソー

 ダイソー専用のブリスター・パッケージ。トイザラスで売らなかった車種もあった。車種ごとに車名、国籍、写真つきのシールが張られている。
BOX
BOX
Maisto / Special Edition

 Special Editionのパッケージが進化。ボクスターなど新バージョンも入り、トイザラスで売られた。スピードスターもこれで売られた?
Maisto / Transit Authority

 最新のパッケージ。新キャストのモデルもこれに入って売られたりしている。少なくともクローネンベルクにはあった。他にどこで売っているのかは謎。

その他
VWs
Others
Others
VOLKSWAGEN

 ワーゲン系。バハバグは小学生頃お気に入りだった。ピンクのビートルはエドカーで、コカコーラ仕様。黒いのはカイエンと兄弟のトゥアレグ。中古で入手したもの。
Sport cars

 なかなかカッコいいのもある。デイトナ、ムスタング、バイパー。バイパー以外は中古で買っている。結局100円だが。
Racers

 ベンツのレースカーと、ウィング付きのバイパー。手前のCクラスは中古で買ったもの。綺麗なのがあるとつい買ってしまう。

 トイザラスのマイストもようやく売れ残りが消え、ダイソーは久しぶりの新車種が追加された模様。最近は新車も意欲的に出しているようなので、これからの展開に期待したい。形はいいので、あとは内装とかサスペンションを復活させて欲しい。リアルトイに追い越されないように。

マイスト・オフィシャル
公式サイト。PRODUCTSのMAISTO TOYSから小スケール・ミニカーが見られる。

Maisto in 1:64 scale
ちょっと前のだけど、マイストの総合的なまとめ。ポルシェの色違いが見られる。
Maisto Concept Cars
マイストから出てるコンセプトカーの特集。こういうモデルもかなり出している。
Maisto and BMW, a long-term relationship
マイストのBMWのまとめ。
Tales of Toy Cars
元サイト様。

 マイストなんてバリエーションがあんまりないから、あっさり済むかと思ったが、そうでもなかった。これ以上つづけると長くなるので、小スケール以外は付録ページに回そうと思う。見つけたら持っているものでも買ってしまう。マイスト・コレクションはこれからも増えていきそうだ。
タイトル

付録 その他のマイスト

Mail to TAMOTSU

過去の特集
HOME