PORSCHE
信沢 保の
PORSCHE 特集
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特集では、メインのページだけでは紹介しきれないことを、解説していきます。


2005/2月号
Cool な HOT WHEELS 特集 part2


 去年の今はサマー特集だった。一年経つのは早くて遅いもんだ。今回は先月に引き続きHW特集をやってみる。ミレニアム以降のモデルを紹介していこう。

2000 HWの輸入も二年目に入り、マテル・ジャパンからバンダイに引き継がれた。PR5ホイールが登場し、流れは現代に向かいつつあった。
911 GT1
911 GT1
PORSCHE 911 GT1 / 2000 / 25412

 WORLD RACERS II 5packの中の一台。金ホイールや黄色の窓で、FEとはぐっと雰囲気が変わったが、真っ当なレーシング仕様だ。これは菓子付き版でシングルが発売された。
PORSCHE 911 GT1 / 2000 / 2738

 基本的に青と同じタンポの色違いで、こちらはシングルでの発売だった。これは落ち着いた色になる。生産国がタイからマレーシアに変わり、タンポも微妙に異なっているようだが、もっとも大きな違いは屋根のタンポの有無だ。
911 GT3
930
PORSCHE 911 GT3 / 2000 / 25404

 POWERSHIFT GARAGE 5packの一台で、これも菓子付きで売られた。グラデーションを利用した現代風のフレイムスが入り、FEよりかカッコいいと思う。
PORSCHE 930 / 2000 / 27092

 白に黒というとても地味〜な930。パトカーというわけでもなく、現在のHWの流れを考えると、とてもホットとは言えない。しかしこんな普通のモデルが手に入った頃はいい時代だったのかもしれない。
CARRERA
911 GT3
PORSCHE CARRERA / 2000 / 27112

 メタリック・ブルーに白の内装が爽やかな一台。これは英語カード、日本語カード、菓子付きの三種のブリスターを持っているが、いずれも開封できずにいたりする。ルースもいちお持ってるけどジャンク……。
PORSCHE 911 GT3 / 2000 / 27095

 FEと同じタンポだが、こちらも色のせいでずいぶんクールに見える。これは日本に入らなかった一台だが、アメリカに留学に行った兄が買ってきてくれたもの(しかも二個)。インド製のモデルは輸入されなかった?
959
911 GT1
PORSCHE 959 / 2000 / 29288

 前年のシルバーのモデルと同タンポ色違い。相変わらずリアヘビーな車高をよく再現している。これは日本語カードではなく、英語新カードで売られたもの。2000年から早くも新カードが導入されていた。
PORSCHE 911 GT1 / 2000 / 29297

 カラフルなタンポがナイスなGT1。これも新カードに入っている。ちなみにどちらも日本語カードのバージョンは存在していない。これは一台しか手に入らなかった。誰かもう一台ください。
PAVEMENT POUNDERS
911
PAVEMENT POUNDERS / 2000 / 89850

 トレーラーと専用ミニカーがセットになったシリーズ。中でもとりわけクールなこのトレーラーにはシルバーの911が付属する。同シリーズの55シェビーと共に、911は翌年ファイナル・ランとなる。
550
PORSCHE 550 / 2000 / ???

 前年の四台セットではシルバーだった550が、新しいカラーリングとなってシングルで発売された。1/64だが1/72のホンウェルと同じサイズで、エンジンフードがパカっと開く。その分プロポーションはホンウェルの方が良い。
 同年には白の930とシルバーのボクスターもシングルでリリースされた。

2001〜 この年から日本語カードは廃止され、新デザインの英語カードにシールを貼って売られるようになった。三年連続のFRや、03年の959のTH化など、ポルシェの特別仕様モデルが相次いで登場した。その代わりに長寿モデルが多く絶版となってしまったのが残念だ。
911 GT3
911 GT3
PORSCHE 911 GT3 / 2001 / 53743

 サイドにHWのロゴがデザインされたGT3。オレンジの塗装が美しいが、タンポは下の色が透け気味でかすれている場合が多い。
PORSCHE 911 GT3 / 2001 / 53743

 七夕祭りのフリマで買ったホイール違い。HWにはこのようなホイール違いが多く存在する。一時期一生懸命集めていた気がする。ホイールの大きさ違いなどは見落としやすい。
928
917
PORSCHE 928 / 2001 / 50633

 メタリック・グリーンがかつての「プレデター」を連想させる。この頃シャーシが塗装される傾向が強くなる。翌年にFRとして黒のモデルが発売され、以後絶版となる。
PORSCHE 917 / 2001 / 54658

 1970年のルマンでの初優勝をもたらした917K。この年ポルシェは表彰台を独占している。四台セットでガルフカラーだったものの色違い。2001年からコレクティブルが100%になり、黄色のサイケデリック・マルティーニのカラーも発売された。
CYBORG CITY
CYBORG CITY / 2001 / 50042

 一番上にポリス仕様の930が入っている。近未来カー的なカラーリングのセットで、GT-90辺りが特に未来っぽい。車種構成から言って、人気セットではなかったと思われる。この930はクールなので、ルースが欲しいところ。
911
PORSCHE 911 / 2001 / 26997

 トイザラスで売られたファイナルラン。1974年からの息の長いモデルだった。専用のブリスターがさらに透明なケースにパッケージされた。塗装はかなり分厚く塗り重ねられているようで、フェンダーとフロントフード上にピンストライプが描かれている。FRの中にはノーマル・ホイールでリリースされるものもあるが、911はプロサーキットでの登場となった。
959
CARRERA
PORSCHE 959 / 2002 / 55033

 鮮やかな赤に、ピンストライプ風のフレイムスが入るカッコいい959。リアフェンダー上の穴の形状も、質が上がった。ドアのロゴマークは……当然片側だけ。
PORSCHE CARRERA / 2002 / 55015

 こちらもフレイムスが入る911。この金型のもっとも不自然なポイントは、フロントフードに空気取り入れ口が開いていないことだ。フードの縁取りとかサイドのキャスティング・ラインも変だけど。
930
930
PORSCHE 930 / 2002 / 56575

 四台セットでは赤だった930ターボの色違い。100%のMOTOR TRENDマガジン・シリーズの一台として売られた。各メーカーの豪華仕様の930をシルバーで集めて並べてみたいところだ。
PORSCHE 930 / 2002 / 56575

 同時に黄色も発売されたようだが、シルバーよりも入手困難だった(?)。小ぶりでプロポーションはいいが、ポルシェ・アロイを再現したと思われるホイールはイマイチ。うまく作れば、部品取りとして人気が出たかも……。
911 GT1
911 GT3
PORSCHE 911 GT1 / 2002 / 55020

 定番のレース・ホイールをつけて二年ぶりにリリース。美しいメタリック・カラーは流石だ。HWロゴの入ったタンポがサイドに入る。これも一つしか手に入らなかった。だんだんHWの入手が難しくなっていった時期だ。
PORSCHE 911 GT3 / 2003 / 57103

 2001年のオレンジと同タンポ・色違い。水色の上にのったタンポはかすれ気味だ。2003年はHW35周年なので、カードにアニバーサリーのマークが付いた。
CARRERA
911 GT3
PORSCHE CARRERA / 2003 / 57187

 前年の928に続き、この年もポルシェが絶版となった。実車を意識したストライプに、アロイを表したと思われる赤い5スポークが付く。コーギーのときから多くのバリエーションを生んだこの金型に相応しいラスト・ワンだ。この年のFRは通常品に混じって売られた。
PORSCHE 911 GT3 / 2004 / C2658-0910

 WHIPSという、大径ホイールにローハイトタイヤを付けた高いシリーズ。パケにもホイールの画が使われている。前年のHALL OF FAMEに似た感じのGT3。タンポはフロントのエンブレムのみである。
2000 JAPAN
2000 Kashi
2001
2003
2000 JAPAN
 バンダイに変わったときのカード。基本的に前年と変わらないが、注意書きが「3才以上」から「対象年齢3才以上」になったことで見分けがつく。後期になると、カードの左上が欠けていないカードも見られるようになった。
2000 JAPAN 食玩
 この年の9月18日からラムネ菓子付きでスーパーで売られるようになった。カバヤ・マジョと同じようにカタログを兼ねた台紙に吊り下げられた。途中からセット品のバラが売られるようになり、単品で買うことができた。
2000-2003
 新世紀HWのカード。2000年の後期から2003年の頭頃まで使われた。HWロゴが立体的になり、マテルのマークが付かなくなった。新カードになってから日本語パッケージは廃止された。
2003
 HWのラインナップを反映して、カードの車もさらに過激なデフォルメがされるようになった。この頃からコミックチックなデフォルメカーが出現し始め、コレクターの頭を悩ませている。
2000 Kashi
ラムネ付き / 2000

 パッケージデザインは通常のものと基本的に同じだが、紙やブリスターの材質が異なっている。糊が剥がれやすいので取り扱いには注意だ。中にはラムネと小さいチラシが入っている。さらにカードには折れ目が入り、カードを折って飾っておけるらしいが微妙なアイディアである。

 ここではポルシェしか紹介されていないが、これ以上に他の車種にも手を出していた。カッコいいアメ車などは魅力的だった。2000年に入っても、HWコレクションは増加しつづけた。人気モデルもトイザラスで買うことができた。しかし2002年頃からHWの入手が困難になり、トイザラス以外の店を回って探すようになっていた。トイザラスでの値段も上がった。そんな事情もあり、ボクのHWコレクションも03年の頭くらいで途絶えることになった。そしてボクは逸れていた路線を戻し、ポルシェの中古ミニカー収集に目覚めたのだった。過去のミニカー特集で紹介されたものには、この頃から集めだした中古ミニカーが多く含まれている。ボクもHWにカーコレクション魂に火をつけられた一人のようだ。

ほしいくるまが ぜったいみつかる メガトンラインナップ。
プロの手によるデンジャラスなカーデザイン。
…コレクションのすべてを見た人はまだいない。
 
――1999年日本語版カタログより

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