PORSCHE
信沢 保の
PORSCHE 特集
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特集では、メインのページだけでは紹介しきれないことを、解説していきます。


2005/1月号
Cool な HOT WHEELS 特集 part1


 めざめよ。キミのカーコレクション魂に
 火をつける。
 ――1999年日本語版カタログより

 日本語表記が迷うのでアルファベットでHOT WHEELS 特集。HWと言えば、今トミカと並んでメジャーな小スケール・ミニカーである。1968年、バービー人形のマテルから発売された下品なミニカーがHWだ。このミニカーの誕生のせいで、ミニカー業界に良いこと悪いこと起こったらしい。マッチボックスからエンジン飛び出しカスタム・カーが発売されたことが、その影響の例だ。今でもフェラーリの権利を独占しちゃったりと、マテルはちょっぴりお馬鹿でクールなメーカーである。ちなみにマッチボックス・ブランドはすでにマテルのものになっている。
 日本へは1968〜79年に正規輸入されていた。輸入が途絶えてから、HWというものは専門店に並ぶ、コレクターのためのミニカーだった。HWブームが巻き起こったのは日本への輸入が開始された1999年である。クレヨンしんちゃんでスーパーボルテージのCMを放送、ネコからHW大図鑑が発売され、コロコロでも毎号カラーページでHWが紹介された。日本のHWコレクターは爆発的に増え、結果としてミニカー・コレクター人口を増やすことになった。セット品のスコーチン・スクーターがシングルで発売されるとあって海外でも騒がれたりもした。
 ホット・ホイールは世代を超え、ホット・ウィールとなって日本に復活した。

〜1998 日本への正規輸入が再開される前のモデル。と言っても九十年代の物しか持ってないけど。
930
959
PORSCHE 930 / 1992 / 7607

 930ターボはどこのメーカーも出しているが、HWの場合はフラット・ノーズと言う変則技を使ってきた。1989年の金型で、このときはまだ綺麗なモールドを保っている。赤に車名のタンポがシンプルで、好感が持てる。トレードでゲット。
PORSCHE 959 / 1992 / ???

 GLEAM TEAMというシリーズで、プラのボディに幾何学模様がキャスティングされる。金型は通常の959をベースとしているが、新しく作られたようだ。この頃の959はリアウィングが抜けていた。ワーゲンのスワップ・ミートでその昔購入。
911
959
PORSCHE 911 / 1996 / 15789

 カエル顔の911もリリースされているが、こちらも特徴的なディテールを持ったモデルだ。ダックテールとビッグバンパーの組み合わせは1974年型911カレラである。シャーシの刻印が1974なので当時の最新をモデル化したようだ。これは兄が780円で買ってきてくれたもの。
PORSCHE 959 / 1996 / 15790

 このときにはリアウィングが埋められている。目にやさしいメタリック・ブルーで、HWロゴがウィングにプリントされている。左の911と連番で、同年のポルシェ・セットと同じ物と思われる。これもトレードで。
PORSCHE 5 pack

PORSCHE / 1996 / 15066

 ボク的には超嬉しいポルシェ5台セット。HWロゴのみがワンポイントでプリントされた単色のモデルを集めたセットで、全て5スポーク・ホイールを付けている。959は上のシングルと同じだが、赤の911はシングルとはホイールが異なる。もしかするとボクのシングルがイレギュラーなバージョンなのかも。フラット・ノーズはフロント・フェンダー上のスリットが消えている。
 これはミスター・クラフトの一階で1500円で買ったもの。同時期にマイストやマイクロ・マシーンのポルシェ5台セットも入手している。
930
PORSCHE 930 / 1997 / 16945

 HWでは4台1組のセグメント・シリーズが展開される。これはROCKIN' RODS シリーズの#4/4である。グリーン・メタリックのボディに、ギターをモチーフとしたタンポが施される。いかにも派手派手なカラーだが、同シリーズにはフェラーリも含まれている。これも兄が同じ時に買ってきたもの。
959
PORSCHE 911 / 1998 / 19519

 レース仕様らしい959。リアフェンダー上の穴がテキトー過ぎて泣けてくる。ていうか、このエアインテークを実際に開けて表現するっていうのはHWだけだ。出来が悪いのは中国製だから?ポルシェ博物館に潰れる寸前に行ったときに買ったもので、カードの状態は良くない。そのときコレクティブルのポルシェ・セットがあったが、ボクが欲しいと言うと思い父が黙っていたらしい。
CARRERA
911 TARGA
PORSCHE CARRERA / 1998 / 18732

 HWの911は多種に渡る。これはコーギーの金型で、1973年型911カレラRSである。前後で径の違うホイールはマイナス・ポイントになっている気がする。これ、1999年に日本のトイザラスでセットとして売られたものだが、セット自体は明らかに1998年で、日本語シングル・パケで売られなかったのでこちらで紹介した。
PORSCHE 911 TARGA / 1998 / 95537

 これもコーギー金型のタルガ。911SCとあるが、これは1988年型カレラ・ターボルックか、88 or 89年型ターボのタルガであろう。ナナサン・カレラと比べると断然出来がよい。これはミスター・クラフトで買ったもの。一個しか持ってないが我慢できずに開封。

1999 マテル・ジャパンによって日本への輸入が開始された1999年。ラインナップの中には前年のモデルも含まれていた。ポルシェの新金型も二つ登場している。さらにコレクティブルでポルシェの4台セットが発売され、550、930、917、ボクスターの新金型がレギュラーとは別に作られた。
930
CARRERA
PORSCHE 930 / 1999 / 22370

 最初に手に入れた「ホット・ウィール」。欲のなかったあの頃はこれ一台でどれだけ夢を見たことか。このときHWと言うミニカーは特別な雰囲気を持っていた。これはエイリアン・アタック5Packの物と同じで、そのセットも日本で売られていた。
PORSCHE CARRERA / 1999 / 19987

 赤メタリックに金ホイールの組み合わせ。ポルシェのラインナップの中で、これだけ入手できずにいたが、ハローマックでやっと発見した。一個しかないのでこれだけは開封できていない。GOシールが貼られているが、ちゃんと走るのだろうか。
911
928
PORSCHE 911 / 1999 / 23805

 HWの911は明らかに形が変だが、HWらしくて好きな金型。黄色のこれは特にお気に入り。これはカタログ未掲載モデルでもある。ロゴマークは片方のドアだけであり、開封してそれを知ったときは衝撃があった。正直手抜きだと思った(笑)。
PORSCHE 928 / 1999 / 24099

 定番の928。HWもタイムリーに金型を起こしている。このゴールドもお気に入り。タンポなしだとミニカーの形がよく分かって良い。ホイールはテレフォンダイヤル風の5ホール。窓は真っ黒で内装はない。
911 GT3
911 GT3
PORSCHE 911 GT3 / 1999 / 21059

 ファースト・エディションと呼ばれる新規金型の一つがGT3。試作品の段階では無地のシルバーにウィングなしだった。デフォルメが利いたフォルムが良く、ロールバーも再現されている。ヘッドライトは窓と一体。
PORSCHE 911 GT3 / 1999 / 21059G1

 別のバージョン。リアウィングが黒になり、なぜかHWロゴが白から赤に変更(見えづらいから?)されている。さらに日本語版では車名が直訳のポルシェ911GT3カップから、ポルシェ996になった。
911 GT3
CARRERA
PORSCHE 911 GT3 / 1999 / 21059G1

 三つ目のバージョンはボディ色が紫になる。シルバーの塗れ具合に問題があったための変更かもしれない。ちなみにこの3バージョンはいずれもFEとして扱われる。
PORSCHE CARRERA / 1999 / 21315

 X-TREME SPEEDシリーズの#3/4。エクストリーム・スポーツのシリーズで、ポルシェはダートバイクのタンポとなる。色合いもあってか、あまり魅力的ではない。ていうかこの金型自体あまりうわこらなにをするやめ(ry
959
911 GT1
PORSCHE 959 / 1999 / 24068

 ちょっと尻下がりな959。相変わらず無残に穴があけられている。黒ボディにタンの内装が高級感漂わせる。タンポはノルマのHWロゴのみ。この頃のモデルは必ずどこかにロゴがプリントされている。なぜかオーバーンにはなかったが。
PORSCHE 911 GT1 / 1999 / 18852

 もう一つのFEはルマンで優勝した911GT1-98。試作の段階ではもっとリアルなホイールが付き、蛍光イエロー一色だった。プロポーションは良い。同年のベンツCLKと対をなす関係にある。これは2000年にバンダイ版パッケージでも発売された。
959
PORSCHE 959 / 1999 / 22390

 日本へはCRISS CROSS CRASH 5packの一台として売られた。英語パッケージではシングルも存在している。フロントにポルシェ・マークがプリントされている。
1999
 1999年に作られたホット・ウィールのカタログ。店頭に置かれ、無料で持っていくことが出来た。内容はEXファースト1999やピンストライプ・ビークルなど本国のシリーズと似た名前も使われているが、トレジャーハント以外の分類はテキトーである。FEのものは試作品の写真が使用されている。最後にはフィギュアエイトやスーパーボルテージも載っている。途中途中のテキストがかなり子供だましだ。後ろにはミステリーカー・ラリーが紹介されている。カードの車名を三台分切り取って送ると、抽選でミステリーカーがプレゼントされるということが書かれてある。本国ではセグメントシリーズの四台分の車名を集めなければならず、その上先着順だったので日本の方がぐんとハードルが下がっていた。マテル・ジャパンもそれほどの売り上げは見込んでいなかったからだろうか。使用されているイラストのGT1はHWとは年式違い。

 右はいちおポルシェ以外のHWを紹介。トイザラスの10台セットで、緑のカマロが通常品にはない物と思われる。
1999

1999

Hot Wheels

1992
1996
1999
1999 JAPAN
1988-1995
 80年代末あかりから使われたカード。写真はポルシェなのでカードの絵がコルベットだが、車種によって働く車や生き物カーになったりする。この時代に、ブラック・ウォール・タイヤから現在の5スポークなどへの転換が始まった。
1996-1997
 ようやくカード変更。HWロゴが進化し、日本語で見慣れたものになった。2年間のみの使用で、どちらの年も930がセグメント・シリーズに登場した。
1998-2000
 現代的なデザインになり、カードの左上が欠けるようになった。それまで同様にFEやシリーズ物は車名の帯が色で分類されている。98年の初期のみ赤い車のカードがあった。
1999 JAPAN
 日本語版では全て車が赤になる。車名表記の色も含めて、英語カードと比べるとあまりカッコ良くない。シリーズによる分類はなく、コースで遊べる物にはGOシールが貼られた。THだけは英語カードで売られるので、発見されやすかったと思われる。

 今回はここまで。九十年代のモデルを紹介してみた。遡っていくとレッドライン時代には917があったり、924やコーギー金型の935が過去において発売されていたりするが、ボクは持っていないので紹介していない。
 HWは輸入が開始される前から特別な存在だった。1999年当時ボク小学六年生。このサイトを夏休みに作る直前のことだった。初めて知ったのはテレビCMで、ホットウィールという発音に疑問を覚えたものだ。コロコロのHW特集のページ第一号でゴールドの930が紹介され、ボクはそれが欲しくてウズウズしていた。トイザラスで930を一個買ってもらいボクは大満足だった。
 それからはボクはHWにどんどんハマっていった。ポルシェ以外のモデルを手に入れ、さらに開封する用に二台買ったりとボクのHWコレクションは拡大していった。カタログで入手モデルに印をつけ(上画像参照)、家族でトイザラスへHWを買いに行った。それに伴いポルシェ・コレクションも以前に増して加速したが、当時のボクにはHWが主役だった。HWブーム真っ只中である。

 また年越し企画へ……。次回パート2。2000年のモデルから紹介していきます。

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